この日の前日、くんは夜のシフトで、仕事が終わったのが真夜中過ぎでした。
わたしはそれを知っていて電話してしまいました。
事情を話すとくんは、眠そうな声で快く承諾してくれました、が、わたしはくんのアパートがどこだかわかりません!
するとくんは「まさに今起きました!」というぼさぼさ髪に、よれよれのスウエットで表通りまで出て来てくれたのです。
ありがたいけど、どーーーしよ!!!怒られるかも???!!
車を駐車場に止め、申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらくんにお礼を言うと、
くんはまったく気にしてないようです。
本来ならイヤミの一つも言われても仕方がないところです。
そしてこれからは好きな時に車を止めていいよと言うではありませんか!! (
後日談ですが、くん、他の女の子にも止めていいよと言っていたのでした。(^_^;)
その日から2週間、わたしはくんの家にほとんど毎朝行って駐車させてもらいました。
(学校がある時は、わたしは学校が終わった後バスで通勤していたので、実際に駐車場を借りたのは休み期間中だけでした。)
そしてくんが何度もモーニングティーに誘ってくれるので、だんだん少し早めに行って、くんの家でお茶を飲むようになりました。
二人で過ごす時間が長くなればなるほど、わたしたちの距離は縮まっていったのでした。
そんななか、信じられない事件が起こったのは、わたしの学校の休みの最終日でした。
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